「青じそ」は家庭菜園やベランダ栽培にもってこいの植物。育てるのも簡単だし、使い道が多くていくらあっても困らない。がしかし。気楽に構えていると虫にやられて気がつきゃチーンなんてことも結構ある。逆に言えばシソは虫さえ対策できれば簡単。ということで、うちにやってくるシソの害虫をまとめてみました。
ベニフキノメイガの幼虫
いきなり聞き慣れない名前の虫ですが、ウチでは毎年こいつがいちばんの敵。
梅雨前、「なんだか株が伸びなくなってたな?」と思って新芽を覗き込むとこんな状態。写真中央、若いピチピチの葉に穴が空いて、葉先も茶色に変色。見るからに「害されてる」感じとなってます。
犯人は・・・・
こいつ!
分かりますか?もいっちょ拡大。
はいこちら。ベニフキノメイガという蛾の幼虫です。
小さいんですよ。2〜3mmぐらいのアオムシっぽい虫。色は黄色っぽい。
この写真の状態で、幼虫が株に数匹〜10匹程度います。多くは生長点にあるまだくるまった小さな葉の中に潜んでいて(そいつらほんと1-2mmの大きさ)、見つけるのが結構たいへん。
ということで、見つけ次第、ピンセットでつまんでつぶしていきます。
この見た目ながら逃げると妙に足が速くイライラするので一撃必殺を狙ってください。
そして、同じくシソの葉にくっついていたこの小さく白い卵のようなもの。
これはベニフキノメイガの卵の疑いがあったので、隔離して確かめてみました。
(結果は後ほど。。)
アザミウマ
もうひとつよくある被害はこちら。
葉の表面に現れる白く細かい点々。
これはハーブなど他の植物でもよく出てくる「アザミウマ」(別名スリップス)が原因です。
このアザミウマが葉の裏側から悪さをしています。
見つけたらピンセットやテープで駆除します。
ハダニ
アザミウマと同じような被害を起こす虫に、ハダニがいます。
これも同じく葉を裏返すと「赤い点」のようなそれはそれは小さな虫「ハダニ」がついています。
駆除の方法としては、テープに貼り付けてとっていくか、水で流していきます。
また、ハダニは「葉水(はみず=霧吹きで葉の表裏に水をかけていくこと)」することで予防できると言われていますので、駆除したあとは葉水をしておきましょう。
以上、うちのシソに訪れるイヤな虫をご紹介しました。
農薬で駆除するという方法もありますが、1、2株の場合は手による駆除で十分だと思います。被害の虫の特定は、初心者にとって高いハードル。この情報が、シソ栽培を始めた方の助けになればと思います。
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